鍼・灸・吸い玉

鍼って?

 鍼って聞くと怖い印象を持たれる方も多いと思いますが、マッサージの手技にも様々なものがあるように、鍼にも様々な手技があります。

 

 細い鍼でほとんど刺さない(もしくはごく浅い)ものや、筋肉までしっかり届かせるものなど様々です。それは、全く治療目的が違うので、手技が異なるのも当然なんですね。

 

 筋肉までしっかり届かせるのは、直接標的になる筋肉の痛みを沈静化させるためです。鍼を届かせることで、痛みの鎮痛物質が脳から分泌され、しかも刺し傷は表面的にはほとんどふさがってしまうものの、通常の傷と同様に身体の免疫力により白血球が刺鍼部位において跳ね上がるように増します。つまり、痛みを抑えながら治す力を増強させるんです。

 

 そういった治療も出来ますが、それに対して、細い鍼でしかも浅い鍼というのは、標的は筋肉ではありません。当然筋肉には届いていませんからね。それがいわゆるツボです。

 

 当院では長野式という流派の治療を行っています。長野式では、体質を見極めながらその方に合うツボを選び、自律神経や内分泌系(ホルモン)の調整、身体を治す力の増強、免疫力の邪魔をしている要因を排除します。ですので適応疾患は肩こり、腰痛などの整形外科疾患のみならず、幅広くなります。

 

 詳しくは「長野式とは」で説明しますので、是非覗いてみてください。

 

 

 

 

 灸って?

 鍼灸師というと鍼ばかりが目立ってしまいますが、お灸の効果には目を見張るものがあります

 

 スポーツ医学というと科学的で新しい理論が次々と出てきます。それというのも、やはり身体が資本のプロスポーツ選手達のパフォーマンスをいかに上げるか、競技をこなすためには当然日常生活以上に身体が動くまでの状態に戻さなければならないというシビアさが、新しい理論を生ませるものなのでしょうか。もちろん医学全般で進歩は素晴らしいですが、明日の試合に間に合わせなければならない、というシビアな世界は少々異質と言えます。

 

 その世界に生きるトレーナーやコーチ達、とくに日本代表トレーナーというトップ(3分の2が実は鍼灸師)の方達がお灸には驚かせられると口をそろえて言うのです。

 

 使いどころは、鍼と同様な場合も多いですが、私自身劇的な治療効果を見る場合に、お灸を使っていることが多いです。

 足首の捻挫の腫れを引かせる、蕁麻疹治療、鍼の効果を強くするなど、古めかしいイメージを持つお灸ですが、今もなお様々な世界で活躍する治療術なのです。

 

 

 

 吸い玉って?

 知らない方も多いと思われる吸い玉。美容の世界でも使われる「カッピング」のことです。


 ガラスやプラスティックの半球状の玉を使って、皮膚に吸い付ける治療法です。

 血液が運び出す老廃物の大部分は腎臓で分離され、尿として排出されますが、皮膚からも汗や皮脂に混じって排出されています。吸い玉による吸圧でこの働きを助け、老廃物の排出を促すんです。もちろん同時に、吸圧した部分の血管がぐんと膨らむことによって、血行障害の改善、血管壁にこびりついたコレステロールなどを洗い流す効果もあるようです。